天然潮干狩りの時期やコツ、貝の集まる場所、持ち物、無料スポットなど総まとめ

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これを読めば無料で天然の潮干狩りでもバッチリ大量です!

近くに無料の海岸があるなら、有料の潮干狩りなんてもったいないです。

いつ行けばいいの?蛤(はまぐり)や浅蜊(アサリ)の採り方のコツは?

疑問が全て解消できます。

全国の潮干狩り場はるるぶ.comで検索できます。

無料の潮干狩り場、有料の潮干狩り場どちらも載っているし、どんな貝が採れるかも分かるので便利です。

潮干狩りの適期

潮干狩りが出来る時期は3月中旬~9月下旬までと言われています。

その中でも経験上最も適した時期と感じたのは、

4月下旬~5月初旬です。

GW(ゴールデンウィーク)は非常に人が多く、GWを過ぎると一気に蛤(はまぐり)や浅蜊(アサリ)などの貝が減ってしまいます。

GW後でも捕ることはできますが、やはり一番の狙い目は4月下旬~5月初旬ですね。

4月中は海水も冷たいし足が濡れるだけでも寒いので、暑い日に行きたくなります。

しかしそれよりも、大潮と干潮が重要になります。

大潮と干潮を狙う!干潮とは?満潮とは?大潮とは?

潮干狩りには大潮の日で、干潮の時刻を狙って行きます

それっていつなの?という疑問も下記で説明してます。

これらは月や太陽の引力、地球の自転によって起こる現象で、満潮と干潮はの周期で起こります。

干潮とは?

字のとおり、潮が干している状態のことです。

潮(海水,波)が最も干している(陸に来ない)時のことです。

1日に2回の周期で来ます。

満潮とは?

満潮とは、干潮とは逆に潮が最も上がり、満ちている状態のことです。

海水,波が上がり、波が最も陸へ来る時のことです。

満潮も干潮と同様1日に2回の周期で来ます。

正確な現象としては潮(海水)が陸に上がって来るか来ないかではないのですが、ここでは必要ないので分かりやすく書きました。

大潮とは?

大潮とは、この満潮と干潮の潮位の差が大きくなる時のことを言います。

つまり、波が強く来る時と、波が来ないときの差が大きい時の事ですね。

先にも書いたように、月の引力,太陽の引力,地球の自転によって、満月や新月の頃に起こります

潮干狩りは大潮の前後2日~3日の干潮時がベスト!

満潮の波が高い時に貝が陸へたくさんやって来て、干潮で波が弱い時に砂に埋まっている貝を掘りだす!!

これに適した日が、満潮と干潮の差が大きい「大潮の日」ですね。

ここまで読んで頂けたら潮干狩りの理論が分かったと思います^^

この大潮の日の前後2日~3日が最も潮干狩りに適し、その干潮の時刻を狙って潮干狩りをします。

干潮狩り→潮干狩り

っていう訳ですね。

干潮の前後2時間程度に、出来るだけ海に近い方を狙って掘ります

大潮と干潮時刻は潮位表でチェック

気象庁のホームページで大潮と干潮時刻を調べることができます。

この潮位表を見て大潮の前後2~3日、干潮の時刻に合わせて行きます。

私が行くのは、大洗海水浴場なので大洗潮位表ページを見ています。

こちらの表ですと、5/7に新月、5/22に満月となっており、その前後2日間の満潮の潮位が高く、満潮と干潮の差が大きいことが分かります。

私はこの5/5に無料の海岸でたくさん採りました。

気象庁の潮位表

関東地方の潮位表
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潮干狩りの採り方のコツ(私の経験から)

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採り方のコツを私の経験上からまとめてみます。

これはどこの海岸で潮干狩りをするかにもよります。

一般的に言われる浅蜊(アサリのいる場所、蛤(はまぐり)のいる場所、採り方のコツはこの後に書いていますが、まずは私の経験から感じたことをまとめてます。

決められた道具のルールや禁止区域もあるので、公式ホームページなどで良く確認して下さい。道具については下で書いています。

小さい貝は採ってはいけない場合がほとんどです。

特にルール違反の道具は守らないと目立つので結構恥ずかしいです…。

一般的な熊手で網付きでなければどこでも大丈夫だと思います。

網付きの熊手やじょれんは無料の海岸でも禁止の場合が多いです。

2㎝以下の貝は捕獲禁止、3㎝以下の貝は捕獲禁止などルールがあります。

年々貝は減少しています。小さい貝は逃がして下さい。

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貝は人があまり行かない所に残っている

当然蛤やアサリなどの貝を採りやすいところに人が集まりますが、人が多いところは貝も採られてしまい少なくなってしまいます。

駐車場から遠くの場所や、出来るだけ奥(海側)は、まだあまり採られていません。

たくさん獲られた後であまり採れないような時はそういったところを探してみて下さい。

干潮に合わせて行っているのに陸側ばかりを掘ってたらもったいないので、潮が引いてる時こそ出来るだけ奥の方(海側)へ進みながら貝を探します

徐々に干潮に近づいていけば、奥へ奥へと進みます。

陸側へ来れば来るほどアサリや蛤(はまぐり)少なくなるし、捕られてしまいさらに少なくなってしまいます。

濡れるのが嫌な人や幼い子供は潮(波)が来ない波打ち際ギリギリの所で掘ると良いです。

干潮時刻を過ぎると徐々に波が押し寄せてくるので、それに合わせて下がります。

水に入る覚悟で波打ち際よりさらに海側へ行くと、競争率が低いのでたくさん採れます

一匹見つけたら何匹もいる

熊手で砂を掻いているとガリッと貝にヒットしますが、一匹見つけたらそこの周辺を良く探して下さい。

貝は群れで行動するようで、

何匹も同じところに集まっています

本当に何匹も集まっていますので、一匹見つけてそのまま放置してしまうとかなり損します。

 ひざ下まで海に入って獲る

女性や幼い子供には難しいと思いますが、そうでなければ試して下さい。

海水のあるところまで行って探すと、他人に獲られていない貝がたくさんいます。

膝下まで入れなくても、すねの辺りまで入って探すだけでもだいぶ違います。

アサリの目」や、「」などは海岸によって全く分からないし、人が多いので一切無視です。

(アサリの目と瀬が重要な海岸もあります)

水の中でも「瀬」が分かるような海岸なら「瀬」を狙います。(瀬については下記)

私は膝下くらいまで入ってぐりぐり探します。

大きい波が来ると上着が濡れるのでほどほどに…。

サーファーなどはウエットスーツで海に入りしゃがみ込んでどんどん採っていますよ。

足で探す

スネから膝下くらいまで入り、この時熊手も使いますが、足でも貝を探します

靴を履かずに素足でぐりぐりと貝を探すと結構見つかります。

裸足は危ないので私はいらなくなった薄手の靴下を履いていますが、これが結構いい感じで潮干狩り専用靴下になってます。

一般的なコツまとめ

どこの海岸で潮干狩りをするかによってはこのコツがとても重要です。

アサリを撒いている有料の会場や、これから説明する「瀬」と言われるものが分かる海岸では特に有効です。

貝の集まる場所を探す

アサリなどの貝の集まる場所は、「餌があるところ」「」「」などです。

貝の餌はプランクトンです。プランクトンは海藻のあたりに多いので、海草を見つけたらその辺りを掘ってください。

海藻は岩のあたりにも多いので、岩と海藻を見つけたらチャンスです。

ごっそりいることがあるので熊手で貝を傷付けないように注意して下さい。

そっと掘って、ガリっとヒットしたら素手で十分取れます。

「瀬」の周辺を探す

あさりは瀬と言われるところに集まる習性があります

瀬とは、水平線と並行に「盛り上がっている地」のことで図解するとこんな感じです…。

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「陸」「水」「陸」「水」などと言うように、陸の部分が頭を出していたらそれが「瀬」です。

干潮で潮が引いた時にこの「瀬」が陸として頭を出し、この瀬に貝はたくさん集まっています。

特に黄色マークの陸側に多く、赤マークの海側にも少しいます。

瀬がない水平の部分にはあまりいません

戻る波と一緒にアサリも海へ戻ろうとするからここに集まるんでしょうね。

瀬が分かるような海岸ではこれが重要になります。

アサリの目を探す

アサリは呼吸する為に水管を出し、そこに穴が開きます。

潮が引いた後の砂浜を良く見ながら歩いていると、小さな穴がポツポツと開いています

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数個だけ開いていることもあるし、無数に集まって開いていることもあります。

これを穴を見つけたら周辺を掘りまくります。

よーく見ているとここからピュッっと水を吐くことがあるので、

「なんか今、 地面から水吹いたぞ?」と思ったらチャンスです

何匹もゲット出来るはずです。

浅蜊(アサリ)、蛤(はまぐり)のいる深さ

アサリは浅めのところ、5センチ~10センチくらいのところにいます。

広く浅くです。

蛤はアサリよりもちょっと深めにいます。

10センチ以上の所に潜るようなのですが、それほど深く掘らなくても見つかるようであれば、それに合わせて掘れば良いと思います。

実際にはその海岸と状況で変わると思うので、やっているうちにすぐ貝のいる深さは分かると思います。

深さはあまり気にせず、やりながら覚える感じで大丈夫です

その海岸によってアサリが獲れるか蛤が採れるかは変わってしまいますので。

潮干狩りに行く時の持ち物

潮干狩りの持ち物 必需品

貝獲り用の入れ物

かご、破れやすくないネットなど、水が抜ける物が良いです。

徳用玉ねぎネットでも良いでが切れる心配があります。

下のようなネットがあると腰に付けて手に持たずにできるのでかなり便利。

水が抜けるカゴでも良いです。

 

貝を持ち帰る時用のクーラーボックス、発砲スチロール容器

私は貝を獲る時のネットをスーパーの袋に入れてからクーラーボックスに入れてます。

窒息の恐れがあるので袋は縛らない方が良いです。

長時間であれば袋に入れず、ネットのままクーラーボックスに入れた方が安心です。(汚れるのが嫌で…)

3時間くらいそのままでも大丈夫でした。

人数が多くて大漁に捕りそうなときは、発砲スチロール容器と氷がたくさん必要です。

発砲スチロールは魚用だと臭いので果物用が良いですね。

保冷剤、氷

クーラーボックスに入れます。

結構たくさんあった方が良いです。

熊手

網付きの熊手は禁止だったり、幅の広い物は禁止だったりします。

下で書いてますが、公式サイトでルールを確認して下さい。

ジョレンなどはほぼどこの海岸でも禁止です。

普通の熊手が無難です。

 

ビニール袋

砂が付いたもの、着替え、熊手など汚れ物を入れるので多めに必要です。

タンクやペットボトルに水

水道が近くにあればいりませんが、遠ければ手を洗ったりするのに便利です。

タンクは車に置いておき、帰りに手足を流すのに使ったりします。

必要かどうかは海岸によりますね。

タオル

濡れる事もあるのであった方が良いですね。

ウエットティッシュ

食事の時など手を洗うのに使います。

上下着替え

万が一濡れた時用に着替えも。私は水着ですが(笑)

テントやレジャーシート

風が強いので飛ばされないように。休憩中やお昼ごはんを食べる時などに。

休憩中の飲み物

貝を持ち帰るためのクーラーボックスに入れて持って行ってます。

トイレットペーパーかティッシュ

ほとんどの場合トイレがありますが、紙がないことを想定して用意しておいた方が良いです。

トイレがあってもトレイットペーパーがない海岸もありますよね。

潮干狩りの持ち物 あったら良いもの

帽子

風で飛ばされないものが良いです。

長靴

サンダルでも良いですが人それぞれですね。

私は裸足で靴下だけ履いて潮干狩りをしてます。

軍手

私は素手ですが、子供はあった方が良いかもしれません。

お昼ご飯

やっぱり海岸でお昼ごはんを食べたいので。

手作りお弁当が良いですが、コンビニで買ってしまいます。

日焼け止め

結構日焼けするのであった方が良いです。

絆創膏

万が一怪我した時用に。

水着とラッシュガード

ハーフパンツにTシャツで、濡れたら着替えても良いのですが、私は水着にラッシュガードを着て膝下まで海に入ってます。

男性であればひざ下まで入るとかなり捕れます。

その場合どうしても波が来たときに濡れてしまうので。

貝を持ち帰る時の注意点

必ずクーラーボックスや発泡スチロール容器に入れ、保冷材などで冷やして持ち帰ります。

家が近いなら別ですが。

車中はクーラーを付けていても貝にとっては暑いので死んでしまいます。

持ち帰った蛤(はまぐり)や浅蜊(あさり)が死んでしまっていたらかなりショックですよ…。

持ち帰る時、海水はいりません

海水に入れて持ち帰ると貝が呼吸をしようと顔を出してしまうので、揺れた時などに貝が傷付いてしまう恐れがあります。

急な揺れで口を閉じて自分で水管切ってしまうそうです。

後で砂抜きをするのに海水を持ち帰るのは良いですね。

きれいな塩水でもう一度仕上げが必要ですが。

関東でオススメの無料潮干狩りスポット

関東にはアサリや蛤を撒いている有料潮干狩りスポットが多数あります。

有料の場所は確かにアサリが大量に採れますね。

ここまで読んでくれていれば無料の海岸でもしっかり採れるのでこの場所を参考に行ってみて下さい。

関東で無料の潮干狩りスポットは、「有料の潮干狩り会場以外の海岸全て」です。

…(笑)

人が入れる関東周辺の海岸ならどこでも獲れるんじゃないでしょうか?

一応ちゃんとしたスポットをまとめてみます(笑)

無料の海岸は有料で撒いている海岸と違い時期や場所により採れる量にバラつきがありますが、比較的採れやすい場所をまとめてあります。

昨年までは無料で禁止区域でもなかったのに今年からは禁止区域だった!!なんてこともあるので、毎シーズン確認してから行った方が安心です。

茨城県の無料潮干狩りスポット

適期 獲れる貝 サイズ

制限

駐車場 重量制限 道具のルール 場所
大洗

第2サンビーチ

4月中旬

6月下旬

はまぐり

こたまがい

(ひらがい)

うばがい

(ほっきがい)

3㎝以下の貝は

捕獲禁止

ほっきがいは

7cm以下

無料 1人1kgまで じょれん禁止

柄の長さ50㎝未満

爪の長さ5㎝未満

幅20㎝未満

網付き熊手は禁止

ルールについて

茨城県

東茨城郡大洗町

大貫町

日川浜

海水浴場

4月中旬

6月下旬

はまぐり

こたまがい

(ひらがい)

うばがい

(ほっきがい)

3㎝以下の貝

は捕獲禁止

ほっきがいは

7cm以下

無料 1人1kgまで じょれん禁止

柄の長さ50㎝未満

爪の長さ5㎝未満

幅20㎝未満

網付き熊手は禁止

ルールについて

茨城県

神栖市

日川字海岸

砂間地先

波崎

海水浴場

3月中旬

6月下旬

はまぐり

こたまがい

(ひらがい)

うばがい

(ほっきがい)

3㎝以下の貝は

捕獲禁止

ほっきがいは

7cm以下

無料 1人1kgまで じょれん禁止

柄の長さ50㎝未満

爪の長さ5㎝未満

幅20㎝未満

網付き熊手は禁止

ルールについて

茨城県

神栖市

波崎字豊ヶ浜

禁止区域 大洗第1サンビーチは禁止区域

舎利浜~波崎付近は禁止区域

※禁止区域は毎年変わる可能性があるのでホームページで確認して下さい。

茨城県の大洗町から神栖市までの鹿島灘海岸ルールは同じです。

どこの海岸でも、じょれん、かいまきは禁止です。こんなやつですね。

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正確な禁止区域についてはこちら

神奈川県の無料潮干狩りスポット

適期 獲れる貝 サイズ

制限

駐車場 重量の

制限

道具の

ルール

場所
横浜海の公園 4月

7月

アサリ

シオフキ

カガミガイ

マテガイ

2㎝以下

禁止

 有料 1人2kg

まで

じょれん禁止

熊手は幅15㎝以下

網付き禁止

横浜市

金沢区

海の公園

10番

横浜野島公園 4月

7月

アサリ

シオフキ

カガミガイ

マテガイ

2㎝以下

禁止

 有料  1人2kg

まで

じょれん禁止

熊手は幅15㎝以下

網付き禁止

横浜市

金沢区

野島町24

※この表が横にはみ出ている場合スライドできます。

千葉県の無料潮干狩りスポット

獲れる貝 サイズ

制限

駐車場 重量の

制限

道具の

ルール

場所
千葉

ポートタワー

ポートパーク

アサリ

バカガイ

2.7㎝以下

禁止

無料 1人2kgまで じょれん禁止

網付き禁止

千葉市中央区

中央港

1丁目10

禁止区域 稲毛海浜公園

九十九里の豊海海岸

※この表が横にはみ出ている場合スライドできます。

東京都の無料潮干狩りスポット

適期 獲れる貝 サイズ

制限

駐車場 重量の

制限

道具の

ルール

場所
お台場
海浜公園
4月

7月

アサリ

2.5㎝以上 有料 じょれん禁止

網付き禁止

港区 台場

1-4

城南島

海浜公園

つばさ浜

4月

7月

アサリ

2.5㎝以上 有料 1人2kgまで じょれん禁止

熊手は幅15㎝以下

網付き禁止

大田区

城南島

4-2-2

※この表が横にはみ出ている場合スライドできます。

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おわりに

貝はここ数年で年々かなり減少しています。

テレビなどでも毎年取り上げられ潮干狩りの人気が高まっていることもあると思いますが、乱獲による貝の減少が大きいようです。

無料の海岸では道具のルールを守っていない人がいても注意する人はいませんが、結構目立つので恥ずかしいです。

小さな貝も来年に向けて逃がしてあげて下さい。<m(__)m>

小さな貝を持ち帰らなくても十分採れます。

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だらだらと1つの記事にまとめてしまいましたが参考になりましたでしょうか?

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