Amazonギフト券が無効化・キャンセル扱い ギフト券が犯罪に利用された被害金額は数十億円?

犯罪

2019年11月以降、Amazonによりギフト券が取り消される事例が多発しています。

私は約25万円分のギフト券を取り消されましたが、Amazonも転売サイトも一切返金はしません。

登録はできたのだから元々は有効だったギフト券ですが、裁判で勝たない限り取り戻すことは不可能と思います。

転売サイトでのギフト券売買は規約違反です。

絶対に購入してはいけないとう事が良く分かりました。

規約について詳しくはこちら。

vol.2『ギフト券が無効化された原因』ギフト券利用規約の存在

ギフト券が無効化される事例が多発するようになってから、転売サイトでの相場はどんどん下がっています。

2020年2月には元値の90%以下での販売が当たり前になりました。

アマテンの販売価格
アマテン

上の画像はアマテンです。

この時に最も安いもので85.1%で販売されていましたが、80%で売られている時もあったようです

1624件の出品数というのがすごいですね。

待てば80%のギフト券は出てくるでしょうから、これが使えればいつでもAmazon商品が20%オフという格安で購入できます。

毎日が○○Payキャンペーン中のような感じです。

 

無効化されると知らない人はこれを見てチャンスだと思い購入してしまうと思います。

私もそうです。(昨年なので90%くらいでしたが)

今現在も購入する人はいるので被害を減らしたいと思ってますが、なかなかこの事実を知ってもらうのも難しいです。

 

ギフト券の転売サイトはたくさんありますが、どのサイトでもAmazonギフト券はかなりの出品数です。

何故こんなにたくさん転売されているのか、何故元値より安くしてまでこれだけ転売されてしまうのか、考えたことはありませんか?

出品されているギフト券の全てではありませんが、犯罪によって転売されているギフト券があるようです。

1割くらいなのか、9割くらいなのか、それは分かりません。

Amazonギフト券が犯罪に利用されるケースについて紹介します。

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JALのマイレージサービス不正ログインによりAmazonギフト券に交換される

2014年2月3日、日本航空(JAL)のマイレージサービスで不正ログインにより、マイルがAmazonギフト券へ交換される被害が発生しました

発覚した時点で約60人に対し、同ギフト券への交換が無断で行われた可能性があったそうです。

参考サイト:https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/633807.html

「はてな」に不正ログイン ポイントをAmazonギフト券に交換される

2014年2月24日、「はてな」のサービスが外部から不正ログインされ、氏名、郵便番号、生年月日、メールアドレスが閲覧、変更された、クレジットカード番号の下4桁が閲覧された可能性があったそうです。

さらに、はてなポイントが第三者によってAmazonギフト券に交換された可能性もあるとしてます。

2014年6月19日にも、はてなで同様の被害が発生しています。

参考はてな公式ブログ:https://hatena.g.hatena.ne.jp/hatena/20140224/1393211701

https://hatena.g.hatena.ne.jp/hatena/20140620/1403233254

Amazonアカウントに不正ログインされギフト券を購入される


このパターンは少ないと思います。

Amazonがすぐに不正ログインによる購入を感知し、無事で済むようです。

架空請求詐欺 有料動画サイトの未払い金をアマゾンギフト券で支払い

詐欺グループ逮捕ニュース
詐欺グループ逮捕ニュース

“このグループが同様の手口で全国で約7500万円詐欺か”

2018年12月、有料動画サイトの未払い金をAmazonギフト券で支払わせるという、指定暴力団の詐欺グループが逮捕されたニュース

被害額7500万円

有料動画に限らず、様々な架空請求でAmazonギフト券が騙し取られているようです。

詐欺への注意喚起はAmazonのページにも記載されています。

お客様への注意喚起
SMS(ショートメール)、Eメール、電話、はがきなどで請求された有料サイトの未払料金や訴訟取り下げ費用などを支払うために、ギフト券を購入しようとしていませんか。
その場合、詐欺の可能性があります。Amazon

架空請求メールの例

Yahoo知恵袋
Yahoo知恵袋

「有料サイトに登録されており、未払い金が48,000円あります。退会するにはAmazonギフト券を10,000円分購入してコードを入力してください」というメールが来たようです。

明らかにおかしいメールの内容ですが、それでも不安になって支払ってしまう人がいるんでしょうね。

48,000円が10,000円で済むならと支払ってしまうのかもしれません。

アダルト動画サイトの架空請求詐欺 クリック詐欺で会員登録料金をアマゾンギフト券で支払い

2017年1月、アダルト動画サイトの退会料としてAmazonギフト券で支払わせたという詐欺容疑で京都府警が野沢容疑者を含む6人を逮捕

アダルト動画サイトの画面を何度かクリックするだけで有料会員登録されてしまうという「クリック詐欺サイト」。

登録料が発生したと信じ込ませて退会料金を請求する。

野沢容疑者が運営するサイトでの被害額は6億2200万円、これが換金されていたのだから転売サイトにもかなり出回っていたと思われる。

参考サイト:https://salat.co.jp/bokumetsu/8180/

詐欺によるアマゾンギフト券の買取サイト運営者逮捕

換金サイトamachan運営者逮捕
換金サイトamachan運営者逮捕

Amazonギフト券の換金サイト運営者、守屋大志容疑を逮捕。

有料動画サイトの架空請求でだまし取ったAmazonギフト券を、自身が運営するサイト『amachan』で換金・現金化していた。

2015年11月から約2年間で総額約12億8千万円

容疑者は詐欺には関与せず、詐欺グループがだまし取ったギフト券を換金していただけと主張。

『amachan』はネット検索では見つけることができず、詐欺によるギフト券だけを専門に換金する闇サイトだったとか。

有料動画サイトの架空請求をアマゾンギフト券で支払わせていた 現役の近畿大学生逮捕

容疑者

こちらも有料動画サイトの登録料詐欺。

嘘のメールを送るなどしてAmazonギフト券をだまし取ったていた。

○○容疑者が所属するグループは同じような詐欺をおよそ2,200件繰り返しており、被害総額は1億円余り。

逮捕ニュースはまだまだある 転売ギフト券のほとんどが犯罪関与?

警視庁による注意喚起
警視庁による注意喚起

他にも逮捕事例はありました。

逮捕されていない犯罪を含めたらいったい何億円の被害があるのか恐ろしいです

ギフト券は番号さえ分かればメールでも送れるという手軽さがあります。

詐欺グループにとって銀行振り込みでの受け取りよりもはるかにリスクは少ないでしょうね。

銀行では本人名義以外での口座開設ができなかったり、振り込み上限金額の設定だったり、銀行員による注意喚起だったりなど、振り込め詐欺に対していろいろ対策が取られるようになってます。

こうしてAmazonギフト券が詐欺犯罪グループに悪用されるようになったようです。

転売サイトで売られているギフト券のほとんどが犯罪によって得られたギフト券かもしれない、とまで疑ってしまいます。

 

無効化の問題関係なしに、ギフト券が売れれば売れるほどAmazonの利益は当然増えます。

犯罪によって購入されたとしても、Amazonにとってはかなりの利益です。

『だからギフト券利用規約の存在が普通には分からないようにしているのか?』

と疑う人も出てきそうです。

私達ユーザーがギフト券利用規約の存在に気が付かないという問題は以前記事にしました。

無効化されるギフト券の金額100%がAmazonの利益

詐欺に巻き込まれたのかもしれませんが、転売サイトで購入して登録できたギフト券はAmazonが発行した正規のものです。

転売サイトで購入したギフト券はアカウントに登録された数日後に無効化にされます。

金額の大小に関係なく、1万円程度でも無効化されています。

発行しておいて無効にするのだから、売れた金額の100%が利益ですね。

詐欺グループの犯罪によって被害者がギフト券を購入

詐欺グループはギフト券を転売

転売サイトで第三者が購入

アカウントに登録して数日後にギフト券の無効化

こうしたギフト券は100%Amazonの利益

犯罪グループの利益は額面価格の90%前後でしょうか。

Amazonも、ギフト券転売サイトも、これでは詐欺グループに便乗して儲けているような状態に近いです。

Amazonは転売サイトに規制をかけてやめさせるべきだし、犯罪に利用されないような仕組みを考えるべきです。

転売サイトは転売をやめるべき。

どんどん購入者はいなくなるでしょうから、転売サイトが営業停止になる日はそう遠くないと思います。

Amazonギフト券が利益の大半だったでしょうから。

もうすでに赤字経営かもしれないですね。

犯罪によって悪用されているAmazonギフト券を転売サイトから買ってはいけない

Amazonは承認していないサイトでの売買は規約違反とし、未承認のサイトとして下記のサイトを挙げています。

転売サイトでの売買はやめましょう。