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HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)とは何?糖尿病,血糖値との関係は?分かりやすく説明します
この記事は糖尿病の検査で使われているHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)について書いています。
グリコアルブミンGAについてはこちらで解説しています。
HbA1c(ヘモグロビン・A1c)とは??
HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)はグリコヘモグロビンGAに非常に良く似たもので、
血糖の管理指標で、糖尿病の検査に用いられるもの
です。
米糖尿病学会や国際糖尿病連合、欧州糖尿病学会も、この数値を判断基準にすることを推奨しています。
血糖値は単純にその時(採血時)の血液中に存在するブドウ糖の濃度を表していますが、HbA1cは少し違います。
Hb(ヘモグロビン)とは?
Hb(ヘモグロビン)は、赤血球の中に存在する蛋白です。
赤血球の中に大量に存在し、身体の隅々まで酸素を運搬する役割をしてくれているんですね。
Hbと血糖が融合した「HbA1c」
このヘモグロビンは、血糖と融合する性質を持っています。
血液中のブドウ糖と融合したヘモグロビンが「グリコヘモグロビン」として存在します。
このグリコヘモグロビンには数種類あり、その中でも糖尿病の診断に用いられるのが、このHbA1c(ヘモグロビンA1c)なんですね。
HbA1c同様に血糖値の管理指標で用いられるグリコアルブミンと良く似ています。
これもドラゴンボールのフュージョンのような感じですね。
HbA1cによる糖尿病の検査
HbA1cはグリコアルブミンGA同様、
全体のヘモグロビン中のグリコヘモグロビン(ヘモグロビンA1c)の割引を測定しています。
やはり「%」で表されます。
この数値が高いということは、血糖値が高い状態が続いていたり、アルブミンと血糖が結合する頻度が増えたために血糖値の高い時間が長かったのだと判断できます。
ドラゴンボールで言えば敵にフュージョンされまくっているような状態です…。
非常に怖いですよね。。。
HbA1cの正常値,基準値
HbAicの正常値は、NGSP値で6.2%以下とされています。
6.5%を超えると糖尿病と診断されます。
私の通院している病院では5.5%以下が基準値とされていて、検査で5.9%ある私は医師に要注意と言われているんです。
これが基準値5.5%を超える方は私のように、生活習慣の改善などの対策が必要です。
私はサプリメントに頼りっきりですが順調です♪
HbA1c(JDS) とHbA1c(NGSP)の違い
2012年3月まで、HbA1cは、JDS値で表記されていましたが、2012年4月から国際標準値のNGSP値へ変更されています。
JDS値を使用していたは世界で日本だけで、国際標準のNGSP値よりも、表記上約0.4%低い値でした。
この0.4%の差が補正されないまま欧米で誤った判断をされるなどの危険性があったようです。
このままでは日本の糖尿病研究・治療の進歩に大きな不利益を及ぼしかねないということで、国際標準値の(NGSP値)へ変更されたようです。
2012年3月以前のJDS値を現在のNGSP値に換算するには、0.4%足して考えます。
HbA1cの特徴、いつ頃の血糖値?
赤血球の中に存在するヘモグロビンですが、赤血球の寿命はおよそ120日(4ヶ月)といわれています。
HbA1c値は、赤血球の寿命の半分くらいにあたる時期の平均値が出るんですね。
だいたい採血時の、過去1~2ヶ月の平均血糖状態を全体的に把握することができます。
グリコアルブミンが採血から過去1ヶ月(特に直近2週間)の血糖状態を診るのに対し、HbA1cはより長い期間の血糖状態を知る事が出来ます。
血糖値となると、その採血時の血糖値のため空腹時に測定すれば低く出てしまいますよね。
血糖値はいろんな影響を受けて毎分のように変化してしまいます。
ですので、このようなHbA1cやグリコアルブミンGAのような検査方法がとても有効になります。
HbA1cが高くなる原因
HbA1cが高くなる原因として、遺伝により高く出やすい傾向があるという調査結果が出ています。
親族に糖尿病の方がいる場合、注意しなければなりません。
遺伝以外の原因としては、生活習慣がとても大きな要因となります。
- 高カロリーな食事
- 脂っこい食事が多い
- 栄養の偏り
- 甘い物が大好物
- メタボ気味
- たばこ
- 運動不足
- ストレス
- 高血圧の薬を飲んでいる
- 妊娠中
- 偏食の傾向
- 家族に糖尿病がある
思いっきり当てはまりませんか?
私の場合肥満はないのですが、食事に関してはかなり当てはまっています。
甘い物が大好きで止められないんですよね…。
甘い物や生活習慣を直すよりもサプリメントに頼っています(笑)。
効果がバッチリ出ているものですっかり頼りにしてます。
まとめ
グリコアルブミン(GA)とHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)は非常に良くにていますね。
グリコアルブミン同様に、血糖が高い状態が続くと、HbA1cも増えてしまいます。
正常値はNGSP値(現在の規格)で6.2%以下で、5.5%を超える方は要注意です。
血糖値は毎分のように変化してしましますが、HbA1cは採血時の、過去1~2ヶ月の平均血糖状態を知ることが出来ます。
グリコアルブミンGAに比べ、より長い期間の血糖状態を知ることができます。
グリコアルブミンGAも糖尿病の管理指標として重要なものですが、簡単に無料で測定する方法を紹介しています。
血糖値の対策前に測定し、1ヶ月対策を実施したらまた測定して、比べてみて下さい^^
グリコアルブミンGAは1ヶ月の対策で効果を診ることが出来ますよ^^