エコキュートの交換DIY 自分で交換は可能? 交換工事について記録しておくことにした

三菱エコキュート『SRTーHPT374WF』から日立『BHP-TA37S』への交換工事

メーカーが変わっても工事内容は変わらない。

今回は業者に交換を依頼したので、そのやり方を見て覚えておくことにした。

ガスからエコキュートへの交換ではなく、エコキュートの故障による新品への交換方法のメモ。

必要な資格は?

難易度は?

結局自分で交換できるのか?

自分で交換した場合にどれくらい安くなるのか?

本体のみを楽天で購入できるので、工事代の節約のため自分で交換する時に必要な事をこの記事にメモしておく。(工事込みでも楽天で買うと安い)。

次回は自分で交換DIYにチャレンジしようと思うので、忘れないようにこの記事にメモしておく

■取説 三菱エコキュート『SRTーHPT374WF』pdf

■取説 日立『BHP-F37SD』pdf、その他『F〇〇SDK』『F〇〇SU』『F〇〇SUK』

NaironMan

素人のメモなのでこの記事を参考に交換するのはやめた方が良いと思います。この記事は自分用のメモです。

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エコキュートはどれが良いか

工事も行ってる業者が楽天やYahooで送料無料で出品してる

本体のみ購入しても安いし、工事込みで購入するにも楽天・Yahooが安い。

ポイントなど比較すると楽天が安い印象

今回購入したのは日立製『BHP-TA37S』

品番が微妙に違うけどどれもほとんど違いはなかった。

一軒家なら薄型タンク(マンション用など)ではなく「標準タンク」で、フルオートが当たりまえ

タンク容量は各メーカーで、370L、460L、560L。

4人家族で370Lで足りなかったことがないので今回も同じサイズ。

もっと小さいものもあるが、出荷数が少ないので逆に仕入れ価格が高かったり、業者も在庫を持ってないので納期が遅かったり、結構探したが結局最低サイズが370Lと思って良いという結果だった。

高いモデルになるとWi-Fi対応でスマホから湯はりができるけど、全く必要なし。

急速湯張り機能もあるし、予約機能は必ずある。

日立製

一般仕様

  • 370L『BHP-F37SU』
  • 460L『BHP-F46SU』
  • 560L『BHP-F56SU』

寒冷地仕様

  • 370L『BHP-F37SUK』
  • 460L『BHP-F46SUK』
  • 560L『BHP-F56SUK』

後継機種になると品番が少し変わる。

■BHP-F37SU (370L)工事なし

■BHP-F37SU  (370L)工事あり

■BHP-F46SU (460L)工事なし


■BHP-F46SU (460L)工事あり

三菱製

■SRT-W375 (370L)工事無し 工事依頼可能


■三菱 SRT-W375 (370L)工事あり



■三菱 SRT-S465UA (460L) 工事なし 工事依頼可能

コロナ製

■CHP-37AY4 (370L)工事費込み


■CHP-46AY4 (460L)工事費込み

パナソニック製

■HE-NSU37JQS-IR-FC-KJ (370L)工事費込み


■HE-NS46JQS+HE-TQFJW (460L) 工事費込み

東芝製

■東芝 エコキュート ESTIA 370 工事なし  工事依頼可能


■東芝 エコキュート ESTIA 460 工事なし 工事依頼可能

エコキュートの寿命について

調べてみると平均で10年~15年で故障することが多いらしい

10年以下で壊れることもあり、修理代に10万円以上かかったという人も多い。

ネットや業者の複数人からの情報なので、だいたい10年~15年というのは間違ってなさそう

10年くらいで故障した場合は修理してもまたすぐ壊れる心配があるので交換する方が良さそう。

NaironMan

全然エコじゃないね

工事代金だいたいの業者が10万円

エコキュートの購入代金は、大きさや機能で変わるが、だいたい20万円~30万円。

工事代はだいたいの業者が10万なので、相場はだいたいトータルで30万円~40万円。

10年保証が3万円くらいかかる。

高すぎる。

既存配管・ホース類を新品に交換する場合、部品代がたぶん1万円以上はかかってそうだし、貯湯ユニットとヒートポンプの処分代もかかる。

これらはだいたい業者もちなので、工事費10万円だとしたら、実際には8万円くらいだと思う。

これを自分で交換した場合8万円が浮くが、難易度は高めだし、資格の問題もある。

交換DIYはやるべきじゃないな、という印象。

交換DIYは可能か? ホース・配管類を再利用すれば難易度は下がる

資格については後に書くとして、ホース・配管類を交換する場合と、再利用する場合で難易度がかなり違う。

ホース・配管類の凍結が原因で水漏れなどを起こしてた場合は当然その配管は交換が必要。

業者に依頼した場合、だいたいホース・配管類は全て新品に交換となるが、『既存配管使用』と書いてある販売先もある。

交換した方が劣化による水漏れの心配は減るが、業者で新品に交換するとしても、外壁から風呂までの循環配管は交換しない。

次回DIYでやる時は、ホース・配管類は再利用しようと思う。

劣化が見られたら交換するが、後でホースから水漏れが発生したらそこだけ交換すれば良いと思う。

ホースは全部で6本になるが、何も問題ないのに初めから全部交換するのはもったいない。

メーカーは変わっても大丈夫らしい。

今回も三菱製から日立製に交換したが、工事業者に聞くと配管類はそのまま全部再利用することもできたらしい

取説で確認したら日立製と三菱製はパナ製は継手サイズが全て同じだった

もし配管の継手サイズが違った場合は継手サイズを変換して対応すれば良いかと思が、だいたいどのメーカーも同じなんだと思う。

違う部分があった場合など、もしもの時に自分で配管の交換をすることができないと厳しい。

念のため配管サイズなどは取説で事前に確認した方が良い

部品はネットや大型ホームセンターで購入できるが、ネットの方が確実に見つかるのでこの記事にも記録しておく。

エコキュート交換に必要な資格は? 国家資格がないとできない

エコキュートはタンクもヒートポンプも重いので、一人での交換作業は無理。

資格を持ってる友人にでも手伝ってもらうのが一番良い。

第2種電気工事士か、それ同等以上の資格

当然電源ケーブルの付け外しがあるので電気工事士の資格が必要。

自分はこれを持ってるので問題なし。

配線の作業としてはとても簡単だが、無資格でやるのは???

給水装置工事主任技術者 or? 排水装置主任技術者

エコキュート交換の資格について、「給水装置工事主任技術者」と書いてるホームページと「排水装置主任技術者」と書いてるホームページがあり、どっちが正しいのか分からない。

タンクへの給水は確実だし、「給水装置工事主任技術者」が必要な気がする。

「給水装置工事主任技術者」の受験資格は「3年以上の実務の経験を有する者」とされているので取得は無理そう。

実際には難しい作業ではないが、有資格者を探して手伝ってもらうしかない。

作業者が持っていなくても、資格所有者が立ち会うだけでも問題ない

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必要な道具 工具

必須の工具・道具

  • カッターナイフ
  • ドライバー
  • モンキー2本
  • 水平器
  • ペンチ
  • シリコンシーラント(風呂場のリモコン取付)
  • コーキングガン


■フジ矢 ライトモンキー 0~43㎜ (軽量・開き幅ワイド) FLA-43-F ¥1,829


■シンワ測定(Shinwa Sokutei) ブルーレベルjr 150mm マグネット付き 76336 ¥1,800



■シリコーンシーラント(防カビタイプ) ¥748


■タジマ(Tajima) コーキングガン コンボイジャスト CNV-JUST ¥1,227

これくらい安いもので十分だけど、ないとシーリング材が出せない。


貯湯ユニット(タンク)とヒートポンプの設置

貯湯ユニットのアンカー位置が同じ場合は、新たなアンカーボルト不要の為ドリルは不要。

  • 振動ドリル(コンクリート用)
  • ドリルの刃 コンクリート用 12.7mm
  • アンカーボルトM12(Cタイプ) 埋め込み深さ80mm以上
  • ハンマー
  • 貯湯ユニット脚部調整スペーサー
  • ヒートポンプ設置台(汎用性があるもの)


■BOSCH(ボッシュ) 振動ドリル PSB600RE/S



■BOSCH 振動ドリルビット 丸軸(滑り防止付) 錐径φ12.7mm


■アンカーボルト4本セット  M12x100 最低3本必要 ¥6,753



■貯湯ユニット部材 その他設置用部材 脚部調整スペーサー



■CHP-PR3 コロナ エコキュート 部材 ヒートポンプ設置台 CHP-PR3

エコキュート本体を購入してもヒートポンプ設置台は付いてこない。

このタイプは汎用性があるので、同じタイプの物を使ってた場合は既存のものをそのまま再利用できる。

配管を新品に交換する場合に必要な工具・部品

既存配管をそのまま再利用する業者もあるので、問題なければ新しくする必要はないと思う。

フレキ配管用(給水・給湯・風呂循環)
  • 水道用巻フレキパイプ 16φ(風呂循環)
  • 水道用巻フレキパイプ 20φ(給水・給湯)
  • フレキ管 パイプ カッター
  • ツバ出し工具ハンマータイプ
  • フレキパイプ用フクロナット16用パッキンセット
  • フレキパイプ用フクロナット20用パッキンセット
  • 保温テープ(給湯・給水管兼用)
  • 保温材
  • 防水テープ


■フローバル フレキ用継手 水道用巻フレキパイプ FRFL10 16φ×10M ¥4,036


■フローバル フレキ用継手 水道用巻フレキパイプ(日水協) FRFL20-10(W) 20X10M ¥5,418


■NVHQ フレキ管 パイプ カッター ツバ出し工具 DIY 水回り ハンマータイプ 防滑加工 修理 セット 替刃2枚付き (外径Φ20mm(6分)) (パイプカッター・ツバ出し工具セット)¥5,418


■【VICHE CATT】 水道 用 フレキ パイプ 菅 対応 つば出し工具 ハンマー タイプ (16φ 4分, 20φ 6分) (16φ 4分, ゴールド) (つば出し工具単品)¥3,880


■カクダイ フレキパイプ用フクロナット 16用 796-011(パイプカット不要の場合単品で) ¥1,730


■カクダイ フレキパイプ用フクロナット 20用 796-017 ¥421


■カクダイ 保温テープ(給湯・給水管兼用) 698-000 ¥298



■リビラック(Liviluck) 巻フレキ用保温材 RFH10

今回の業者が使ってた保温材はネットショップで見つからず、サイズ違いで2種類使用した。

これ↓

保温材
保温材


■3M 2242 19 自己融着性絶縁テープ No.2242 224219 スリーエム ブラック 自己融着絶縁テープ スリーエムジャパン 3080(防水テープ)

リビラックホース ワンタッチ継手セット(タンクとヒートポンプ間の循環)

タンクとヒートポンプ間はフレキパイプNGの為、耐熱耐圧仕様のホースを使用する。

  • リビラック エコユニーク配管
  • ワンタッチ継手
  • MCC ジョイントコネクター


■リビラック エコユニーク配管パック ワンタッチ継手3M仕様 BREUJ1010-OS3 ¥10,500


■リビラック SOUNI10H ワンタッチ式ユニオン継手(ホースと継手セット購入なら不要) ¥1,628


■MCC ジョイントコネクター PJ05 (継手取付にあると便利) ¥19,489
ホースに継手を付けるときに使う。高いので使わずにすませたい。

やはり配管類を新品に交換するならこれらのものを持ってる人に助けてもらいたい。

その他(余裕があれば交換する)
  • VVF ケーブル(再利用できれば不要)
  • 水道凍結防止帯


■VVF ケーブル3芯 2.0mm 5m 灰色 VVF3×2.0M05 (再利用できれば不要)



■水道凍結防止帯 カクダイ ¥1,941
配管を交換するならできれば交換したい。水道管の温度が約3度まで下がると通電し、約10度になると通電を停止する。

既存で付いてたものは常時通電タイプだった。

交換手順 DIY参考

エコキュート本体とヒートポンプの取り外し

まず本体電源のOFFと、200Vブレーカーを切るのを忘れずに

タンクの水抜きをする。手順は取説参照。

電気ケーブル、アース線など、配管がどのように繋がっているのか写真を撮る

ホース類は外す前に何に繋がったのか表示しておくと◎

業者2名で屋内のリモコン交換と屋外の取り外しを同時進行してたため、本体の取り外しはほとんど見れず。

配管を継手から外すだけなので難しくはない。

モンキーが2本あれば配管は簡単に外せる。

電気コードなどはペンチで切ってしまうが短くならないように注意。若しくは新品に交換。

配管図
配管図
  1. ヒートポンプ配管(タンクとヒートポンプユニット間の循環2本)
  2. 給水配管(地面から、タンクへの給水)
  3. 給湯配管(タンクから壁へ)
  4. ふろ配管(タンクから壁へ循環2本)
  5. 空気チューブ
  6. 排水配管タンクから地面へ垂れ流し
  7. ドレン配管
三菱エコキュート内部
三菱エコキュート内部
三菱エコキュート内部
三菱エコキュート内部

配管図2

ホース・配管類に巻いてあるテープや保温材はカッターで切っても良いが、再利用する場合はできるだけ切らずに継手を外す。

  • の配管(写真なし)、ユニット(タンク)とポンプ間の配管は全部新品に交換。
  • の給水配管はバルブ先の継手から先を新品に交換。
  • の給湯配管は壁からタンクまで既存配管を再利用。長すぎるため途中で切断し、継手を新品に交換した。
  • の風呂循環配管は途中の継手からタンクまでを新品に交換。継手以降風呂までは既存のまま。
  • ユニット~ヒートポンプ間のVVFケーブルと、アース線も外し、新品に交換

配管類と電源ケーブルを全部外したらタンクを固定してるボルトを全部外して貯湯ユニットを取り外す。

ヒートポンプを取り外す。

どちらも重いので二人で。

エコキュート本体 貯湯ユニットの設置

アンカーボルトの位置が合わない場合、新たにアンカーを打たなければならない。

同じメーカーでもボルト位置が合わないことも多いらしい。

アンカーボルト

今回、三菱製から日立製に変わるが、ボルトの位置は合わず、新たにアンカーを打った。

取説にボルトの位置が書いてあるので、購入前に土台のコンクリートが小さくないか確認しておく。

アンカーボルトの位置は梱包用の段ボールに印刷されてるので、その位置に合わせて上からコンクリート対応ドリル、(刃サイズ12.7mm)で穴開け。(ボルトサイズも取説で事前に確認)

アンカー位置の段ボール
アンカー位置の段ボール

穴を開けたらハンマーでアンカーを打ち込む。

本体の取付し、スペーサーで調整
スペーサーで調整

垂直水平を水平器で確認し、スペーサーを入れて調整する。

 

貯湯ユニットの天板と壁を固定する。

取説に書いてあるし、以前のユニットも固定されてたが、今回の業者はこれをやらなかった。

イマイチ…

ヒートポンプの設置

ヒートポンプ
ヒートポンプ

以前はコンクリートの土台にアンカーボルトで固定してたが、ボルト位置が合わず。

ボルト位置に汎用性のある、プラスチック製の土台で設置。この土台は本体を購入しても付いてこないので工事業者で準備。

これって強度大丈夫?と不安だったが周りの家を見てみると結構多い。

エコキュートの販売もしてるコロナ製がネットで購入できる。

配管と電気ケーブルの接続

日立製取説の配管図と、三菱製取説の配管図。

■日立エコキュート配管工事取説

日立配管工事取説
日立配管工事取説

■三菱エコキュート配管工事取説

三菱配管工事取説
三菱配管工事取説

継手サイズを見ると全部同じことが分かる。

配管の接続はパッキンを使うのでシールテープを巻く箇所はなかった。

購入先によっては既存配管を使用して交換工事をする業者もある。

パッキンを入れるのを忘れずに。

フレキ配管パッキン
フレキ配管パッキン
配管の接続
配管の接続
凍結防止帯
凍結防止帯

給水配管と給湯配管には凍結防止帯を巻く。

温度センサー付きで、気温が下がるとヒーターが自動で入る。

保温材
保温材

配管に保温材をビニールテープで止めて、防水テープを巻く。

防水テープ
防水テープ

ヒートポンプ側も繋いで完了。

接続完了
接続完了

貯湯ユニット内のVVFケーブルも接続。

貯湯ユニット配線接続
貯湯ユニット配線接続

電気配線については取説を見ると分かりやすい。

リモコンの交換 DIYは簡単

風呂場とキッチンにあるリモコンを交換する。

リモコンだけが壊れた場合はリモコンだけ購入すれば自分で交換すると安上がり。

風呂場のリモコン交換

リモコンの下はカスが落ちるので養生する。

リモコン周りはシーリングされてるのでカッターで切りながらむしり取る。

風呂場リモコン取り外し
風呂場リモコン取り外し

この時工事業者に、浴槽にカッターで傷を付けられた。

イマイチ…。

 

外すと汚いのでできるだけ綺麗にする。

ケーブルは既存の物に繋いで。

少しシーリング材を付けてたけど付け過ぎると次回外す時に大変そう。

シーリング材
シーリング材

取付は水平器を使って水平にする。

リモコンをねじ止めしたら壁とリモコン周りを養生してシーリング材で隙間を埋める。

コーキングガンはなくても良いか?と思うかもしれないがないとうまくシーリング材が出せずとても使いづらい。

風呂場リモコン設置してシーリング
シーリング

キッチンのリモコン交換

キッチンのリモコンはネジ止めされてるだけなので取り外してケーブルを繋ぎ、簡単に交換できる。

枠をひっぱり外すとネジが出てくる。

キッチンリモコン交換
キッチンリモコン交換

電源を投入し、タンクに水を入れてエアー抜き運転。

立ち上げ手順は取説参照。

エコキュートの処分方法

貯湯ユニットとヒートポンプの処分にも費用がかかるが、業者での取付工事をなら処分費用も含まれてる。

冷蔵庫や洗濯機の処分でも3000円以上はかかるし、1万円は越えそう。

業者さんによると、持ち帰ってからできるだけ分解して処分費用を抑えてるらしい。

分解するのも一苦労。

分解しても軽トラくらいないと運ぶのも大変。

引き取りを依頼することもできるが、費用は上がる。

故障する前に寿命が近づいたら買取業者に依頼するのも良さそう。

検索するとエコキュート買取業者が出てくる。

10年~15年使ったら壊れる前に買い取ってもらうのも良いかもしれない。

引き取りに来てくれるリサイクル業者もあった。

ほとんどの自治体では、給湯器やエコキュートの持ち込みができない。

分解すればある程度は粗大ゴミで出せる。

処分方法はいろいろありそうなので心配はなさそう。

だけど苦労する割にはDIYでの節約効果はあまりないかも。

NaironMan

完了