2020年に入る少し前から転売ギフト券の相場が下がり続けています。
90%以下は当たり前で、80%で購入できることもあります。
それを知って喜んで購入すると、私のように大損することになります。
このベージではAmazonギフト券を転売してはいけない理由、買ってはいけない理由、買うとどうなるのかをまとめました。
少額なら大丈夫?1回目なら大丈夫?それについての事例も紹介します。
少しでも被害者を減らしたいと思い、気合を入れてこの記事を作りました。
もしAmazonギフト券の購入を検討してこれを読んでいるなら、読み終わった後には間違いなく買うのを止めると思います。
詳しく書いたつもりですので、最後まで読んでみて下さい。
目次
- 1 アマゾンギフト券が無効化・キャンセルされる理由と転売サイトの危険性 対処方法は?解説
- 1.1 転売サイトが危険な理由
- 1.2 Amazonに名指しで未承認と書かれている違反サイト
- 1.3 アカウントスペシャリストからギフト券のキャンセル通知
- 1.4 アカウントスペシャリストとは?
- 1.5 Amazonギフト券細則 利用規約 禁止行為について
- 1.6 無効にされるなら転売サイトの保証で返金されるのでは?
- 1.7 ギフト券を登録後にすぐ使ってしまえば大丈夫?
- 1.8 少額なら大丈夫では?? 金額によるのでは?
- 1.9 対処方法はない! 転売サイトもAmazonも一切返金なし! 取り戻すのは不可!
- 1.10 無効化ギフト券が復活できる場合
- 1.11 Amazonギフト券が何故こんなにも転売されるのか 犯罪との関係 驚きの被害額
- 1.12 まとめ
アマゾンギフト券が無効化・キャンセルされる理由と転売サイトの危険性 対処方法は?解説
この記事の本題にの前に、失ったギフト券を取り戻そうと専用のブログを立ち上げました。
集団訴訟を検討してます。
同じように無効にされた方、既に弁護士とやり取りしてる方、弁護士の方、宜しければ↑のブログから問い合わせメールを送っていただけませんか?連絡お待ちしています。
転売サイトが危険な理由
転売サイトが違法というわけではありません。
Amazonは利用規約で正式に、未承認のサイトでのギフト券売買行為を禁止しています。
未承認というのは、Amazon公式以外全てです。
2019年11月辺りからAmazonは監視を強化していて、これを知らない人が購入してしまい大損することになってます。
Amazonに無効にされるなら転売サイトの保証が効くのか?
答えは『ノー』です。
詳しくは後半で説明していますが、まずはAmazonにより未承認サイトと書かれているサイトを見てください。
Amazonに名指しで未承認と書かれている違反サイト
下記の転売サイト、それ転売サイトも気の毒ですが、数年後には閉鎖してる気がします…。ギフト券は全て無効化されます。
- amaten アマテン (https://amaten.com/)
- アマオク! (https://amaoku.jp/)
- giftissue ギフティッシュ (http://giftissue.com/)
- ギフトレ (https://gifttrade.jp)
- amaqlo (https://amaqlo.com/)
- ギフル (https://giftapple.jp/)閉鎖
- あるじゃん (http://arujan.biz/)
- 新栄ギフト (http://www.shinei-gift.com/)
- アマ市場 (https://amaichiba.com/)
- プリペ (https://puripe.net/)
- ギフトバンク (http://www.syoppingwaku-genkinka.net/)
- ギフトダイレクト (http://www.gift-direct.com/)
- べテルギフト (https://beterugift.jp/)
- ギフト券取引所 (https://www.nerdcoreforlife.com/)
これらのサイトが未承認として挙げられています。
他にもヤフオクなどのオークションサイトで転売されていますが、転売は全て禁止です。
『お勧めのギフト券転売サイトランキング』、『安心安全ギフト券転売サイトランキング』などというブログサイトなどは絶対に信用しないでください。
『当社の販売ギフト券は安全です!』と謳っている会社は詐欺と一緒です。
購入を検討している人、絶対勝ってはいけません。
アカウント停止になっている人もいます。
アカウントスペシャリストからギフト券のキャンセル通知
ギフト券が無効化される時は、Amazon『アカウントスペシャリスト』からメールが来ます。
警告ではありません。
これまで警告を受けたことはありません。
いきなり突然の無効化です。
ギフト券の残高を確認してみると、約25万円のギフト券が取り消しされてました。
このメールが来た時はまだ復活できるだろうと思ってました。
まさか25万円という大金をいとも簡単に奪うようなことはないだろうと。
とんだ大間違いでした。
その後カスタマーサービスに問い合わせてみましたが、『規約違反のため返金できません』で終了です。
全く相手にされません。
アカウントスペシャリストとは?
アカウントスペシャリストはカスタマーサービスとは別の部署でのようです。
購入者にとってはあまり縁がありません。
規約違反の出品者に対して警告を行ったり、アカウントの停止措置を行っており、出品者にとっては恐ろしい存在のようです。
カスタマーサービスに問い合わせ、
『アカウントスペシャリスト部署の所在地は?アカウントスペシャリストの電話対応は?』
と質問しましたが、
『お答えできかねます。電話対応のないメールだけの部署になります。』
と言われるだけで、何も教えてもらえません。
私はアカウントスペシャリストとメールでやり取りしたことがあるのですが、会話になりませんでした。
こちらの質問には答えず、一方的に定型文のようなものを繰り返し送って来るだけです。
何を質問しても会話にならず同じ文章をひたすら繰り返して送ってきました。
『登録された Amazon ギフト券に利用規約の違反がありました為、このAmazon ギフト券はご利用いただけません。このギフト券の再発行および返金はいたしかねます。アカウントスペシャリスト』
Amazonギフト券細則 利用規約 禁止行為について
これらの公式サイトページを読めば、違反行為だとはっきり分かります。
Amazonギフト券を再販売その他対価をもって譲渡すること(例:買取サイトにAmazonギフト券を売ること)も、Amazonギフト券細則の違反となり、アカウントの停止などの対象となります。『Amazonギフト券のご購入に関する注意』
このページには先ほどの未承認サイトの一覧が書かれています。
無効にされるなら転売サイトの保証で返金されるのでは?
答えは ノー
転売サイトで購入したギフト券番号が有効な物でなかった場合(登録できなかった場合)、エラー報告をすると返金されます。
ですが、ギフト券はしっかりとAmazon公式が発行したものなので、一度は登録され、アカウントの残高に反映されます。
それから数日後に突然「無効のお知らせメール」が届きます。
大手のアマテンなど、ほとんどのサイトではエラー報告は購入後30分以内です。
数日後のエラー報告は対象外です。
しかも、ギフト券番号は有効なものだったので完全に保証の対象外です。
エラー報告1か月とうい転売サイトもありますが、一度は登録できたこのパターンでは対象外となり返金されません。
2020年になってから転売サイト各社は無効化問題に対して、規約変更で対策を取るようになってきました。
【アマオク】2020年3月に規約変更
改定日 2020年3月10日
【アマオク! 利用規約】
変更点説明:ギフト券発行元の規約等を理解し、譲渡違反等なんらかの理由により本サービスで購入したギフト券残高やアカウントの無効化が行われるといった利用上のリスクがある点に同意いただいていない場合、会員登録が行えない内容となります。アマオク
【アマテン】2020年1月に2回規約変更
12. キャンセル及び返品
本サービスで購入したギフト券を利用してアカウント登録をした後に、アカウントにおける残高が消失したり、アカウントが削除されたとしても、当社は一切対応を行なわず、これによりユーザーに生じた損害について一切責任を負いません。アマテン
アマテンに問い合わせましたが、
『エラー報告の対象外です。売買の場を設けているだけです。Amazon様に問い合わせて下さい。警察等、公的機関への相談もご検討ください』
このようなメールが来るだけで返金の望みなしです。
【ベテルギフト】2019年11月16日に規約変更
2019/11/16(土)をもって、ご利用規約【30日返金保証】を削除いたしました。
ベテルギフトは2020年1月に3回、2020年2月に1回、2ヶ月の間で4回も規約変更を行ってます。
ギフト券を登録後にすぐ使ってしまえば大丈夫?
一度はアカウントに登録できるなら、登録後にすぐに使えば大丈夫か?
答えは ノー
アカウントに登録後、すぐにショッピングで使用することはできます。
ですが、その後商品発送の前に購入がキャンセルされ、ギフト券も全て無効化されてしまいます。
本日、Amazonギフト券およそ5万円分の無効処分を受け、それで購入したミニコンポの注文もキャンセル扱いになった。うん、ギフト券転売サイトで買ったやつを使ったわたしが悪い、けど今月プライム契約を更新しなかった矢先にこの処分って何だろね…もうわたしはAmazonの客でなくなったらしい。
— かぼ (@kabo_h) January 21, 2020
アマテンに限らず、Amazonギフト券の売買サイトで取引されてるギフト券の無効化事例が多発している。登録後即使えば助かることも多いけど、最近は使用後に商品注文がキャンセルされてギフト券が無効化される事例の報告も出てきている。 https://t.co/SdXJborR6e
— 下克上Dr.JACK (@blackdoc2019) January 16, 2020
Amazonギフト券@ギフト券取引所の無効化騒動。
取引所で購入し、登録後即商品を注文(お急ぎ便)すれば逃げ切れるという説も出てたが否定されたね。ギフト券が長時間処理中状態にされ、審査の結果転売ギフトと判断された場合は商品の発送をキャンセルし、ギフト券は全て無効化される模様。これは厳しい。 pic.twitter.com/nQ6VZvYwzu— 下克上Dr.JACK (@blackdoc2019) January 19, 2020
少額なら大丈夫では?? 金額によるのでは?
金額によってAmazonに目を付けられる?
答えは ノー
1万円以下~数万円で無効にされている人もたくさんいます。
Amazonなんなんだよ!アマギフ買ってチャージして約7000円入ってたのに いきなりメールきて規約違反なのでギフト残高を無効にしたことをお知らせしますとか来て残高確認したら0円になってる!!ふざけんなよ!!しかも規約違反内容は教えてくれないし!まず違反してねぇし!
— 隼人🐭🙌 (@10__D__10) January 11, 2020
他にもTwitterの投稿からツイートをまとめてます。
Amazonギフト券の無効化・
キャンセルされた方達のツイート①
この記事を作った後も、いつまでもこのようなツイートは止まりません。
Twitterで『#アマギフ抽選企画』でプレゼントされたギフト券が無効にされてる方も見かけます。
コンビニなどで購入したカードタイプのギフト券がプレゼントされたのではなく、転売サイトで購入したギフト券が無効にされたんだと思います。
対処方法はない! 転売サイトもAmazonも一切返金なし! 取り戻すのは不可!
正直なところ、Amazonの対応はちょっとひどいです。
『規約違反のため返金致しかねます』
この一点張り。
何を言っても100%返金されません。
強気で言おうが何を言っても無駄です。
電話でしつこく粘っても切られます。
無効にしたギフト券番号を聞いてもそれすら教えてくれません。
25万円もの大金をうばっておきながら。
残念ながら対処方法は全くないと思われます。
私は訴訟を検討してますが、勝てると言ってくれる弁護士を探してる最中です。
当然訴訟を起こしても赤字なので、集団訴訟を検討してます。
正直なところ望みは薄いです。
無効化ギフト券が復活できる場合
転売サイトで購入したギフト券を取り戻す方法はありません。
無効化されたギフト券を復活できる唯一のパターンは、正規のルートで購入したものが間違って無効化された場合。
これだけです。
それも復活までに何度も問い合わせし、苦労してやっと取り戻せるようです。
Amazonギフト券が何故こんなにも転売されるのか 犯罪との関係 驚きの被害額
転売サイトでのAmazonギフト券は、他のものに比べてかなりの出品数です。
- アマテン:1884件
- ギフティッシュ:1835件
他サイトを見ても、Amazonギフト券は相当な出品数です。
85%を切ってますね。
何故元値より1割〜2割も安くしてまでギフト券を売ってしまうのか、疑問に思ったことはありませんか?
私は「アマゾンアソシエイト(アフィリエイト)」の報酬を転売してるのかと思ってました。
実際にはそれだけではあり得ないほどの金額が出品されているのと、そんなことをしたらそれこそアカバンされてしまいます。
アソシエイトのアカウントが停止されたら最悪ですので、そんなリスクを犯すはずがないと思います。
アソシエイトの報酬は現金での受け取りにも対応しています。
わざわざギフト券で受け取るはずがありません。
知人にもらったギフト券を現金化したいという人もいるとは思います。
お金持ちの社長さんがキャバクラで配ってるかもしれないですし。
それよりも、犯罪に悪用され取得されたAmazonギフト券がかなりの被害額になっていたようです。
不正ログインによる被害
- 2014年2月3日、日本航空(JAL)のマイレージサービスで不正ログインにより、マイルがAmazonギフト券へ交換される被害が発生
- 2014年2月24日、「はてな」のサービスが外部から不正ログインされ、はてなポイントが第三者によってAmazonギフト券に交換
- 2014年6月19日、「はてな」で同様の被害が発生
これ以外にも、Amazonのアカウントに不正ログインされ、勝手にギフト券を購入されている事例もあるようです。
有料サイト未納金架空請求 Amazonギフト券で支払い かなりの被害額
詐欺グループによる架空請求詐欺犯罪で、Amazonギフト券で支払うように指示されます。
2019年12月6日に、タレントのモト冬樹さんにもアマゾンを名乗る相手から架空請求メールが届いたと、自身のブログで書かれていました。
いつまでも架空請求詐欺はなくなりせんね。
警察も本当情けない…。
被害額7500万円の事件
2018年11月、有料動画サイトの未払い金をAmazonギフト券で支払わせていた指定暴力団の詐欺グループが逮捕。
総被害額約12億8千万円の事件
2017年10月、有料動画サイトの架空請求詐欺で受け取ったAmazonギフト券を専門で換金するサイト『amachan』運営者逮捕。
被害総額約1億円の事件
架空請求メールを送るなどしてAmazonギフト券をだまし取ったていた現役の近畿大学生逮捕。
被害額約6億2200万円の事件
アダルト動画サイトの退会料名目でアマゾンのギフト券をだまし取ったいた男6人を逮捕。
アダルト動画サイトの閲覧者に画面を何度かクリックさせ、有料会員登録されたと信じ込ませて退会料金を請求する「クリック詐欺」。
参考サイト:https://www.sankei.com/west/news/170224/wst1702240017-n1.html
Amazonギフト券は犯罪者に好都合
相当な金額のAmazonギフト券が犯罪によって入手されているというのが分かっていただけたと思います。
今現在も詐欺は続いてると思います。
詐欺グループにとって銀行振り込みよりも、Amazonギフト券の方が都合が良いようです。
- 本人名義以外での口座開設ができなくなった
- ギフト券番号さえ分かれば受け取ることができる
- 身元がバレにくい
ギフト券詐欺にご注意ください
SMS(ショートメール)、Eメール、電話、はがきなどで請求された有料サイトの未払料金や訴訟取り下げ費用などを支払うために、ギフト券を購入しようとしていませんか。その場合、詐欺の可能性があります。ギフト券詐欺にご注意ください
消費者庁でも注意喚起されています。(pdf)
『詐欺の可能性』と書かれていますが、Amazonギフト券での支払い通知が来たら、100%詐欺です。
転売ギフト券を買うということは、犯罪行為に加担するのと一緒かもしれません。
転売の場を設けている企業はもっとひどいです。
犯罪行為のおかげで利益を出し、無効化されると知っていながら運営を続けてます。
『ここのギフト券は安全です!不正一切なし!』なんて宣伝までしながら、『返金は致しかねます』となります。
まとめ
- アマゾンギフト券を公式サイト以外で売買するのは規約違反
- Amazonによる監視が強化され転売ギフト券は即無効化
- 無効化に金額の大小関係なし
- 無効化された転売ギフト券は復活不可能
- 唯一復活の可能性は正規ギフト券が誤って無効化された時
- 犯罪によるギフト券の悪用はかなりの被害額
どなたか私に25万円の寄付を